社会福祉法人厚岸町社会福祉協議会

　

　心和園生活相談員の本庄です。

　令和6年10月1日及び29日に町内厚岸小学校5年生を対象とした福祉学習の講師をさせていただきました。10月1日は高齢者疑似体験学習、10月29日には、車イス体験学習を実施しました。小学生の皆さんとうまく一緒に楽しく学習できるか不安もありながら訪問させていただきました。

　高齢者疑似体験学習では、疑似体験キットを装着してもらい、歩行や階段の昇降をすることで、高齢者の方の体の動きづらさを体験していただきました。車イス体験学習では、車イスの自走の他、車イスでの移動介助の介助の体験もすることで、車イスに乗っている方が介助されるときのどのように感じるのかを伝えさせていただきました。

　小学生の皆さんからは、「お年寄りの方たちが体を動かすことが、こんなに大変だとは思っていなかった。」「車イスは自分で操作するのと、人に押してもらうのでは全く違うのがわかった。特に段差を上がるときには乗っている方は怖いのだと思った。」といった率直な感想をいただきました。体験後は児童の皆さんそれぞれの感想文まで送っていただきました。ありがとうございます。

　厚岸小学校5年生の皆さんは、特に皆さん仲が良く、1人が高齢者疑似体験キットで歩行するときや、車イスで自走するときなど、同じグループの全員が一緒に後ろから歩いてアドバイスしてくれていました。また、疑似体験キットの装着なども積極的に手伝ってくれてこちらも大変助かりました。

　また、来年度も福祉学習で訪問させていただく機会があれば、さらに小学生の皆さんと楽しみながら福祉について学習する場になるように、工夫していきたいと思います。